薬剤を使用するため個人差がありますが、今の歯の色よりは確実に白くなります。ただご自分の歯がホワイトニングで、真っ白のお皿のようになると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、ホワイトニングで得られる効果は、もともとの歯の色合いから徐々に白くなっていくというものです。そのため真っ白まではならないこともありますので、注意が必要です。

　また、ホワイトニングにより白くなる効果は、すべての歯で見られますが、どの歯も一様に白く、と言うわけではなく、成功しやすいケース、しにくいケースがあります。そのため、当院ではホワイトニング前の歯の色調により、４つのクラス（IRIEの分類）に分け、各クラスに応じて、ホワイトニングの方法を工夫しています。またホワイトニングの効果が少ないようなケースでは、他の治療法をおすすめすることもあります。詳しくは術前にカウンセリングを行い、ご説明いたします。

　今詰めているプラスチックや、かぶせものの歯は白くはなりません。ホワイトニング終了後に白く詰め直したり、かぶせなおしたりする治療が必要になることもあります。

　違いはいろいろありますが、一番の違いは過酸化水素を使用するかしないかです。現在では歯の色調を歯の内部から変える薬剤は過酸化水素のみとなっています。

　セルフホワイトニングでは薬事法上過酸化水素が使用できないため、歯の汚れを落とし、歯の表面一層の色調を変えることまでしかできません。ですので、初回は白くなったとしても二回目以降はあまり白くならないといったことが考えられます。その方の歯本来の白さ以上に白くすることは不可能です。

　デュアルホワイトニングのうち歯科医院で行うオフィスホワイトニングは過酸化水素を用いるので、その方の歯本来の白さ以上に白くすることができます。ご家庭で行っていただくホームホワイトニングは、過酸化水素に尿素を混ぜた過酸化尿素を用いて安全性を確保しています。

日本審美歯科学会認定ホワイトニングコーディネーター

歯科医院で行うデュアルホワイトニングの方法

　ホワイトニングにはさまざまな方法がありますが、大きく分けると「クリニックで行うオフィスブリーチング」、「ご自宅で行うホームブリーチング」、「オフィスブリーチングとホームブリーチングの欠点を補ったデュアルブリーチング」の3つに分けられます。当院では、最も効果があり、安全と思われる「デュアルブリーチング」をおすすめしています。

①　歯のクリーニング
　　　専用の器具を用いて歯の汚れや着色をとり、本来の歯の色にします。
②　カスタムトレー作成
　　　歯型を取り、あなたのお口にぴったり合ったトレーを作成します。
③　オフィスブリーチング
　　　クリニックで施術する方法です。この処置により、ホームブリーチングで効果の弱いところを
　　　補助したり、ホームブリーチングの効果を高めたりします。
④　ホームブリーチング
　　　作成したカスタムトレーに漂白ジェルを入れ、２～８時間、歯に装着します。ご自宅で行います。

ホワイトニングはどのくらい続ければいいの？

　ホワイトニングで最も気をつけなければならないのは、いつ終わるかです。どのくらい白くしたいかは人によって異なるので、終了するまでの時間はまちまちです。しかし、2～3週間もすればだいぶん白くなります。

　薬剤も適切な使用のもとでは、歯や人体に悪影響はありませんし、歯を削る必要もないので、痛くもありません。しかし冷たいものや熱いものがしみる知覚過敏になる場合、多量のジェルを飲み込むことにより胃腸の調子を悪くする場合、トレーを入れて寝るためにお口が開き、のどが痛くなる場合があります。どれも一時的な症状なので、ホワイトニングが終了すると治ります。

ホワイトニングの効果はどのくらい続くの？

　一般的には3～5年は効果が持続しますし、元の色に戻ることは決してありません。しかしホワイトニングによる効果は、必ず一定の後戻りがあることはわかっています。効果の持続は飲食、喫煙、ハミガキなどによって違いがあります。

もし後戻りしたらどうするの？

　

ホワイトニングの効果をなるべく長時間キープするためには、タッチアップという処置を半年～1年に一度、追加をしたほうが良いこともあります。 　またあと戻り防止には、専用のハミガキ剤が効果的です。当院おススメはデントレイドやルシェロホワイト（歯科医院専用）です。

料金はどのくらいかかるの？

　当院ではトータルフィ制度を取っておりますので、自費診療分に関しましては基本的に追加料金は必要ありません（ただし中断された場合を除く）。詳しくは料金表をご覧ください。

■リクルート応援制度…学割制度があります。学生さんは学生証を提示してくださいね！