インプラント治療のオプション ~光機能化処理
インプラント治療のオプション ~CGF再生療法
インプラント治療のオプション ~TE-BONE歯槽骨再生技術
インプラント治療のオプション ~ATBオートトゥースボーン
偶発症(併発症or手術によって起こりうる病気など)について
偶発症については頻繁に起こるものではありません。診療に当たってはもちろん万全の体制をお取りしております。しかしインプラントは外科処置のひとつですから、万全を尽くしても起こる可能性があるものとして認識していただく必要があると思われます。
① 麻酔による偶発症 |
インプラントに使用する麻酔は一般診療と同じものです。まれに麻酔を打つことによってショック、過換気症候群、中毒、アレルギーなどが出ることがあります。 |
② 出血 |
出血は多くの場合インプラントを埋入することにより止まります。しかし骨や歯肉の中の動脈を傷つけてしまうことがまれにあり、この場合は止血に困難を要します。とくに下顎の場合出血による腫れのため舌が持ち上がり、呼吸困難になることもあります。また術後皮膚の下で出血を起こし、皮膚に内出血が起こることがあります。多くは内出血の部位がだんだん下に下りていって最終的には消失します。 |
③ 神経圧迫、損傷による痺れ |
下顎にインプラントを埋入するとき骨の量が少ないと、下あごの神経(下歯槽神経)を圧迫したり傷つけることがあります。この場合下唇に痺れが発生します。この痺れは早いときは数ヶ月で消失しますが、長ければ消失するのに数年かかる場合もあります。しびれが出た場合、インプラントの除去や薬物投与を行うことがあります。(文献的には、埋入直後の発生頻度は1.7-17.6%、永久的なものが0-6.8%と報告されています。) |
④ 鼻腔、上顎洞の穿孔、迷入 |
上顎にインプラントを埋入するとき骨の量が少ないと、鼻腔、上顎洞といった空洞を損傷したり、インプラントが入り込んでしまうことがあります。多くは数日鼻出血や鼻がつまる、鼻水が出るといった軽度な症状で落ち着きますが、まれに鼻炎や副鼻腔炎になることがあります。またインプラントが入り込んでしまった場合は、すぐに、除去手術が必要になります。 |
⑤ インプラントの動揺 |
インプラント周囲が細菌に感染したり、骨の状態が悪い場合など、インプラントが揺れてくることがあります。早期であれば適切な対応をすることにより揺れを抑えることが可能です。場合によればインプラントを除去しなければならないこともあります。 |
⑥ 手術後の腫れや痛み |
手術自体は抜歯程度のものとお考えください。そのため場合によっては術後にインプラント部位の頬が腫れたり、痛みが出ることもあります。骨造成術を行った場合などは、痛みと腫れがひどくなることもあります。その場合は鎮痛剤を服用し、腫れた部位を冷やしてください。しかし腫れは傷を治すための生理現象でもあるため、2日目以降はなるべく冷やさないようにお気をつけください。 |
インプラントに関するトラブルについて
① インプラント手術時 |
インプラント植立の際に、術前の検査にもかかわらず手術部位の骨が足りないなど植立ができないことがあります。場合によっては手術を中止するか、骨増生手術(別途費用)など必要に応じた処置が必要になります。
また偶発症が出現する可能性もあります。
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② インプラント手術後2か月まで |
植立後1~2か月経過した時点でインプラントを押して痛みがあったり、動揺がある場合には、インプラント周囲の骨形成が何らかの原因により順調に行われず、インプラントと骨がしっかりとくっついていない可能性があります。このような場合は仮歯などで1~2か月経過観察を行い最終ステップに進むことができるか、インプラント体除去・再植立が必要であるかを確認します。またこのような場合いたずらに経過観察を引き延ばすことはその後の処置のことも考えるとすべきではないと思われます。この経過観察は長くとも6か月程度であると考えられます。 |
③ インプラント治療終了後 |
インプラントに装着した歯が動揺したり、取れたり、脱離したりする場合もありますが、その際にはすぐにご連絡ください。またインプラント治療を行った部位とは異なる歯に問題が起きた(冠が取れた、グラグラしてきたなど)場合でもすぐにご連絡ください全体のかみ合わせが狂ってインプラントに負担がかかりすぎることがあります。 |