フッ素塗布
どうして虫歯になるの?
R.M.Stephan et al.,1943
フッ素の効果は?
フッ素はどのくらい必要なの?
理想的には、歯が生え始めた時から永久歯が生えそろう頃まで、毎日行うのが良いと思います。ただ毎日歯科医院に通うことは不可能ですから、毎日の歯みがきは市販のフッ素入りのハミガキ剤でしっかりみがき、定期的にメインテナンスしていくことが重要です。
またホームケアとして、フッ素入りのハミガキ剤のほかに洗口剤などをお使いになることも効果的ですが、使いすぎは禁物です。フッ素を取り込みすぎると「歯牙フッ素症」を引き起こすといわれています。
「歯牙フッ素症」とは、歯が白濁したり、ひどくなると茶色い染みができたりする病気です。もし、お子様の歯が白く濁って見えるようなら、ご家庭でのフッ素の使用は控え、すぐにご相談下さい。
当院では1日1回のフッ素洗口をお勧めしています。
歯科医院でのフッ素塗布はどのくらいの間隔で行えばいいの?
当院では、お子様の虫歯リスクの検査を行ったあと、お子様に応じた方法、回数でフッ素塗布を行っています。 基本的には、最低でも1年に4回、つまり3ヶ月ごとのフッ素塗布が必要だと考えています。
これは3か月に一度の検診も兼ねられるため、万が一虫歯になってしまっても早期発見ができること、歯並びが悪くなりそうな時も早期に処置が可能であること、などフッ素を塗布するだけ以上のメリットがたくさんあるためでもあります。
しかし大事なことはせっかくの予防処置ですから、虫歯になる前に適切な処置を行うことです。健康なお口の状態を維持していくには、定期的なメインテナンスが必要不可欠なのです。
自宅でハミガキするだけではだめなの?
きちんとハミガキしているのに、虫歯になった経験はありませんか?実はハミガキは意外と難しいものです。そのためきちんとハミガキしているつもりでもみがき残しができてしまうようです。そういったところは残念ながら虫歯になりやすくなります。
私たちはそのようなみがき残しを発見し、お子様のお口の健康を維持することを第一目標としています。