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     徳島インプラント再生医療センター

TEL.088-655-6471〒770-0944 徳島県徳島市南昭和町3-50-1

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再生医療regenerative medicine

TE-BONE  とは?  

 インプラント治療の際に、歯を支えるあごの骨(歯槽骨)の量が不足していると、インプラントを埋め込むことが出来ません。

 従来、このような患者様に対して、自家骨移植(腸骨から顎骨からご自身の骨を取ってきて歯槽骨の痩せた部分に移植し、歯槽骨を再生する方法)や人工骨移植が行われてきましたが、 自家骨移植は健康な骨を傷つける必要があるだけでなく、骨採取量によっては2~3週間の入院が必要となるため、患者様の身体的、時間的な負担が大きいことが問題でした。人工骨移植に関しては人間の死体や牛や豚の骨や成分が使用され、未知の病原体に関する脅威がぬぐえないものでした。

 歯槽骨再生治療技術(TE-BONE)とは、東京大学医科学研究所で開発された最先端の骨再生治療法で、患者様自身の骨髄細胞をご自身の血液(自己血清)とともに培養を行い、培養骨を作ります。
 TE-BONEを用いることで、歯槽骨が痩せてしまっている患者様にも、自家骨移植をすることなく、インプラント治療を受けることが可能になるため、TE-BONEは、患者様のQOL向上に貢献する技術です。


TE-BONEと今までの方法との比較

長所 短所
TE-BONE 自分の細胞なので安全。再生医療に関しては痛みをほとんど伴わない。 骨髄採取はCPCのある施設に行かなくてはならない。
自家骨移植 自分の骨なので安心。 インプラントとは別の部位にもメスを入れ骨を取るため、腫れ、内出血、痛みの程度がひどい。
人工骨移植 製品になっているので簡単に使用できる。 人間の死体や牛や豚の骨や成分が使用され、未知の病原体に関する脅威がぬぐえないものが多数ある。

TE-BONEの治療法

1.血液検査

 血液検査、感染症の検査、CT・レントゲン撮影を行い、医師から十分な説明を受けて、同意書にサインを頂きます。

2.骨髄液の採取

 局所麻酔の後に腸骨から骨髄液20mlおよび血清400mlを採取します。血液中から結成を抽出し、血清を培養液に加え、幹細胞の成長に必要な栄養とします。

 ※本治療用の細胞調製を行う基盤提携医療施設では、GMP基準に準拠した細胞調製施設(Cell Processing Center: CPC)を保有しており、培養過程における細菌の感染などが起こらないよう、徹底した安全管理が行われています。当院の基盤提携医療施設は大阪再生医療センターとなりますので、骨髄採取は大阪再生医療センターで行います。

3.培養骨の作成

 細胞培養施設(CPC)で約5週間、自己血清を用いて骨髄液中の間葉系幹細胞(骨髄間質細胞)の培養を行います。増殖させた幹細胞を骨芽細胞に誘導するためにさらに誘導培地で約2週間担体とともに培養し、培養骨を作製します。移植直前に培養骨の感染および発熱物質の有無などを確認し、当院にデリバリー後、当院にて歯槽骨の足りない部分に移植して縫合します。培養骨はインプラントに対するくっつき具合がよく、骨の硬さについても本当の骨に近い硬さが得られることが確認されています。

4.培養骨の移植

 手術は局所麻酔で行います。培養骨を移植した後、はがした骨膜と粘膜を元に戻して縫合します。手術後、口腔内の清潔を保つために専用の消毒薬でうがいをします。また、感染予防のために抗生物質を服用していただきます。

5.骨の確認(CT、レントゲン撮影)を行い、インプラント施術

 培養骨の移植から約16週間後にCTなどで歯槽骨の状態を確認し、骨が十分に再生されたと判断された患者様にインプラントの埋め込み手術を行います。インプラントの埋め込み手術および埋め込み後も必要に応じて定期的に受診していただきます。

TE-BONEの効果

 歯槽骨の量が大きく不足している場合には、これまでは腰や顎から骨を取ってきて移植する手術(自家骨移植)が行われてきましたが、骨を取った場所の痛みや腫れがあるばかりか、手術時間も長くなるなど患者様の負担が大きいことが問題でした。 TE-BONEは、健康な組織を傷つける必要がなく、手術期間も短くすることができるため、患者様の負担が少ない治療と言えます。

  また、自己の細胞を使うため拒絶反応は無く、自家骨移植と同程度の高い治療効果が期待できます。歯槽骨が不足していてこれまでインプラント治療が受けれなかった方、インプラント治療は受けたがご自身の骨との結合が悪くインプラントの安定性が得られなかった方などが対象となります。

※TE-BONEによる再生療法では、これまでの基礎研究、および臨床研究から実証された骨再生治療法を実践していますが、得られる細胞には個体差があり、すべての患者様で同等の治療効果を保証するものではありません。

TE-BONEの3つの特徴

1.患者様の負担軽減

 細胞の採取は入院なしで行うことができ、部分麻酔で行う30分ほどの処置です。(大阪再生医療センターで行います。)

2.安全性の確保

 患者様ご自身の細胞と血清を使用するのでアレルギーや感染の心配がありません。

3.確実な骨再生

 従来の骨補填材ではなしえなかった、ご自身の骨を再生します。骨様組織と呼ばれるような骨のような組織ではなく、完全に骨を再生できます。

安心のTE-BONE技術習得認定施設

 当院は全国で15医院にしか認められていないTE-BONE技術習得認定施設です。

TE-BONE施設認定証

TE-BONE研修修了証

TE-BONEの記事


歯槽骨再生治療(TE-BONE)実用化に関する記事が、2011年9月29日付の日経産業新聞に掲載されました。掲載記事(PDF)

歯槽骨再生治療(TE-BONE)実用化に関する記事が、2011年9月13日付の日本歯科新聞に掲載されました。掲載記事(PDF)